「環境に優しいレジ袋」の認定基準、6月末に公布予定

2012/04/19 12:30 JST配信

 資源環境省は近日中に、「環境に優しいレジ袋」の認定基準を規定した通達草案を各省庁や地方政府に送付して意見を聴取し、問題がなければ6月末に通達を公布する予定だ。16日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。

(C)Saigon times,Van Nam
(C)Saigon times,Van Nam

 草案によると、「環境に優しいレジ袋」は2つの認定基準を満たさなければならない。1つは、厚みが30マイクロメートル(1マイクロメートル=1ミリの1000分の1)以上あり、生産施設がリサイクルに対応できること。もう1つは、生分解性を有し自然環境中で2年以内に分解すること。さらに、一部の重金属の含有量も制限されている。

 環境総局は認定基準に適合しているかを判定するため、専門家らをメンバーとする科学評議会を設置する予定だ。ただ、生分解性を分析できる施設が国内に整備されるまでの間、外国の分析機関(例えば米国材料試験協会(ASTM)など)の分析結果を受け入れるとしている。レジ袋の生産業者は製品サンプルをこれらの機関に送付して分析を受ける必要がある。

[Saigon times online,16/4/2012, 19:25 (GMT+7),O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市資源環境局傘下のホーチミン市環境保護基金は15日に開かれた環境保護に関する会議で、同市...
 ベトナム政府は、自然に分解しないナイロン製レジ袋の使用による環境汚染調査を強化する2020年度までの...
 小売最大手のホーチミン市商業合作社(サイゴンコープ)は22日、環境保護を目的として、廃棄時に有害物...
 ベトナム工業化学院はこのほど、環境に優しいバイオ分解性ポリマーを開発した。ベトナムでバイオ分解性...
 ホーチミン市資源環境局はこのほど、買い物用レジ袋の使用制限計画案を同市人民委員会に提出した。計画...

新着ニュース一覧

 公共の場に自動体外式除細動器(AED)を設置するベトナム初の取り組みが始まった。心停止後の初動対応力...
 インターネット接続の性能を評価するウェブサイト「スピードテスト(Speedtest)」を運営する米国のオー...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、米ボー
 南部メコンデルタ地方ドンタップ省に住むファン・ゴ・ジエム・フオンさん(女性・18歳)には「我が家」が...
 ベトナムの決済アプリ大手「モモ(MoMo)」は、世界的保険グループであるチャブグループ(Chubb Group)傘...
 ホーチミン市当局は10月、ビンチュン街区(旧トゥードゥック市)のマイチート(Mai Chi Tho)通りに全長約5...
 KDDI株式会社(東京都港区)は11日、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Gr...
 株式会社多摩川ホールディングス(東京都港区)の孫会社である多摩川電子ベトナム(TAMAGAWA ELECTRONICS ...
 家具・建築用金物製造販売を手掛ける株式会社中尾製作所(三重県津市)は4日、東南アジア地域における販...
 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen...
 ベトナム共産党政治局は、政治システムにおける職位・職務区分を改定する決定第368号-QD/TWを公布した...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 マレーシアを公式訪問したチャン・タイン・マン国会議長は同国の首都クアラルンプールで19日にジョハリ...
 電動バイクの生産・販売を手掛ける地場スタートアップのダットバイク(Dat Bike)は18日、シリーズBラウ...
トップページに戻る