緊急搬送ヘリの一般利用者が増加、利用料はいくら?

2012/08/22 16:41 JST配信

 最近、西北部ライチャウ省や南中部ハティン省で救急患者が地元病院からハノイ市の病院にヘリコプターで緊急搬送されたことが話題になっている。これまでは海洋掘削用リグで働く石油企業の幹部社員が主な利用者だったが、国民の生活水準が向上したことで緊急搬送にヘリコプターを利用する一般人が増えてきているという。ファップルアットが報じた。

(C) Phapluat
(C) Phapluat

 現在ヘリコプターによる緊急搬送サービスを行っている企業は、国防省傘下ベトナムヘリコプター総公社グループの北部ヘリコプター社(ハノイ市)と南部ヘリコプター社(東南部バリア・ブンタウ省)の2社。

 南部ヘリコプター社は、医療緊急搬送サービスの他に観光、撮影などの目的で利用が可能なヘリコプターを4機所有している。付加価値税(VAT)を含まない1時間の利用料は3650ドル(約29万2000円)以上。事前に顧客と契約を交わしている場合は、依頼から45分後にヘリコプターが現場に到着することになっており、料金は後払いとなる。但し、小口の顧客の場合、フライトの安全確認を行う必要があるため、到着時間が遅れる。さらに料金は全額前払いとなる。

 北部ヘリコプター社は現在、ロシア製のMi 17、Mi 172、フランス製のEC-155B1など最新のヘリコプター7機を所有している。1時間の利用料は4500~7300ドル(約36万~58万円)と比較的高額になっている。

[ Nguoi Lao Dong, Phap luat Viet Nam, 07:26 (GMT+7) 15/08/2012U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市のクアバック通りで建設中の33階建てビルで15日に起きた火災を受けて、同市人民委員会は関連部...
 ベトナム航空傘下のベトナムエアサービス社(VASCO)は、フランスのヘリコプターサービス大手であるアジ...
 ベトナムフライトサービス総公社傘下の北部フライトサービス社(NSFC)は1日から、ヘリコプターを使っ...

新着ニュース一覧

 公共の場に自動体外式除細動器(AED)を設置するベトナム初の取り組みが始まった。心停止後の初動対応力...
 インターネット接続の性能を評価するウェブサイト「スピードテスト(Speedtest)」を運営する米国のオー...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、米ボー
 南部メコンデルタ地方ドンタップ省に住むファン・ゴ・ジエム・フオンさん(女性・18歳)には「我が家」が...
 ベトナムの決済アプリ大手「モモ(MoMo)」は、世界的保険グループであるチャブグループ(Chubb Group)傘...
 ホーチミン市当局は10月、ビンチュン街区(旧トゥードゥック市)のマイチート(Mai Chi Tho)通りに全長約5...
 KDDI株式会社(東京都港区)は11日、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Gr...
 株式会社多摩川ホールディングス(東京都港区)の孫会社である多摩川電子ベトナム(TAMAGAWA ELECTRONICS ...
 家具・建築用金物製造販売を手掛ける株式会社中尾製作所(三重県津市)は4日、東南アジア地域における販...
 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen...
 ベトナム共産党政治局は、政治システムにおける職位・職務区分を改定する決定第368号-QD/TWを公布した...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 マレーシアを公式訪問したチャン・タイン・マン国会議長は同国の首都クアラルンプールで19日にジョハリ...
 電動バイクの生産・販売を手掛ける地場スタートアップのダットバイク(Dat Bike)は18日、シリーズBラウ...
トップページに戻る