ホーチミン:大都市の真ん中で昆虫を売る青空市場

2013/12/06 11:34 JST配信

 ホーチミン市には各種の昆虫を売る小さな青空市場がある。約15年前に始まった当初は数人が朝だけ売っていたが、客が増えるに連れて店も増え昼間も売るようになった。4日付ザンベトが報じた。

(C)Dan Viet
(C)Dan Viet

 場所は5区ホンバン通りのショッピングセンター「トゥアンキエウプラザ」近くの歩道で、面積はせいぜい30平方メートルほど。この市場の“特産品”は、バッタ、コオロギ、イナゴなどで、常連客は「バッタ市場」、「昆虫市場」などと呼んでいる。

 毎朝5時には10人ほどの店主が、それぞれ昆虫の詰まった容器や箱などを歩道に広げて店を出す。その1人のチョンさんによると、コオロギは1袋5000ドン(約24円)、イナゴは2000ドン(約10円)が相場で、大きな儲けにはならないが暮らしていくには十分だという。

 バッタやイナゴを自分で捕って売っているディエンさんは、以前は郊外のホックモン郡やビンチャイン郡でいくらでも捕れたが、今ではメコンデルタ地方ロンアン省まで出かけないと十分集められないと話す。自分では捕りに行かず、昆虫を買い集めてここで売る人も多い。50万ドン(約2440円)で仕入れると、1日当たり20万ドン(約976円)前後の利益が出るという。

[Dan Viet,04/12/2013 07:58,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 商工省によると、欧州連合(EU)はこのほど、ベトナム産の食用昆虫の輸入を許可した。  EUに食用昆虫...
 南中部沿岸地方クアンナム省ティエンフオック郡ティエンミー村で20日、男性3人がコガネムシを食べて食...
 ホーチミン市ゴーバップ区の昆虫食堂「ボ・カップ・ルア(Bo Cap Lua)」(17B No.11 St., Ward 11, Go Ba...
 野ネズミやバッタの捕獲、白髪抜き、電線の被覆はがしなど、ベトナムで実際に行われている一風変わった...
 ハノイ法律大学の学生トンさんが、最近ハノイ市のダイラー通りに開いた昆虫食食堂が、大繁盛している。...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市で、電動バイク向けの充電サービスを提供するカフェが急増している。この1年ほどで雨後の...
 地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)と、マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市のクアンチュンソフトウェアパークでこのほど、「ベトナム半導体産業人材開発連盟(SEVINA)...
 毎週火曜日と金曜日の午前9時から11時まで、ホーチミン市ヒエップビン街区(旧トゥードゥック市の一部)...
 ハノイ市警察は8月10日(日)まで、ホアンキエム湖周辺の一部通りで交通規制を行うと発表した。これは、8...
 南中部地方ダナン市にあるテーマパーク「ダナン・ダウンタウン(Da Nang Downtown)」が9月3日に営業を停...
 ハノイ市で8月9日(土)と10日(日)の両日、「世界のお巡りさんコンサート」が開催される。  ベトナム...
 東北部地方クアンニン省のハロン湾とバイトゥーロン湾では、安全確保の一環として、すべての観光船に船...
 8月1日に公開されたベトナム・韓国合作映画「Mang Me Di Bo(英題:Leaving Mom)」が6日、公開6日間で興...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は5日、機内インターネット接続サー
 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)はこのほど、同社の第11回...
 文化スポーツ観光省は、8月革命80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国80周年(1945年9月2日~...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2025年1~7月期に全国で新規設立された企業は前年同...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年7月の外国人訪問者数(推定値)は前月比+6.8%増の156万258...
トップページに戻る