東北部ラオカイ省はこの30年来で最大の大雪となり、バットサット郡イーティ村では積雪が50センチに達した。既に雪はやんでいるが、気温が氷点下まで下がる日が続き、バットサット郡、バックハー郡、サパ郡で霜害が広がっている。
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ラオカイ新聞によると、同省内では21日午後までにバットサット郡とサパ郡で、家畜207頭が寒さで死に、農地800ヘクタール以上が霜の被害を受けた。損害額は約350億ドン(約1億7500万円)に達している。
バットサット郡では家畜76頭と農地758ヘクタールが被害に遭い、損害額は約163億ドン(約8150万円)に上る。イーティ村近くで省道158号線の一部区間の土台が崩れた他、電柱が折れるなどした。サパ郡では家畜131頭が死に、農地80ヘクタールとキク2万鉢が被害を受け、損害は190億ドン(約9500万円)に上る。
ラオカイ省人民委員会は各郡市人民委員会に緊急公電を送り、農作物や家畜・家禽類の寒さ防止対策を施すよう指示した。また隣接するライチャウ省フォント郡やタンウエン郡に対し、避難させる家畜の受け入れに便宜を図るよう要請した。