無免許で慈善活動、口唇口蓋裂手術による幼児3人死亡事件

2014/08/28 14:21 JST配信

 非営利法人(NPO)オペレーション・スマイル研究支援センター(Center for Researching and Aiding Smile Operation=OSCA)の無料口唇口蓋裂手術プロジェクトにより、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市の第87軍医病院で手術を受けた幼児3人が死亡したことを受け、OSCAが事務所を置くハノイ市の保健局は26日、同事務所(同市ドンダー区フオンマイ通り)の立ち入り検査を実施した。しかし事務所の活動は既に停止されており、OSCAのウェブサイトへのアクセスも不可能となっていた。

(C) laodong
(C) laodong

 フオンマイ地区当局が2013年10月にOSCAに対して行った直近の調査結果によると、OSCAはハノイ市科学技術局から整形外科、形成外科、リハビリテーション、理学療法、審美治療の科学技術事業ライセンスを取得していたが、患者に対して診断・治療を行う際に保健当局から取得しなければならない医療事業ライセンスは有していなかったことが明らかになった。

 また、カインホア省保健局の調査結果によると、手術に関わったOSCAの医師らのうち1人は、医師免許を持っていなかったという。

 OSCAのファム・バン・アイ所長は同日午後、保健省診断治療管理局がニャチャン市で開催した会合に出席し、「死因は麻酔薬の可能性が高い」との見解を示した。OSCAが施設を借りて手術を行った第87軍医病院のグエン・バー・ハイン院長も、「今回、麻酔の時点で症状が出たのも麻酔薬の影響」としてアイ所長の見解に同意している。

 なお、OSCAの事務所はアイ所長の自宅でもある。アイ所長は以前、OSCAの事務所と同じ場所で、無認可の美容クリニックを運営していた。しかし2011年、同クリニックで豊乳手術を受けた女性患者1人が死亡する事件が発生。その後、同クリニックの活動は停止したが、無料口唇口蓋裂手術プロジェクトは慈善活動としてこれまでずっと継続してきた。同プロジェクトを実施するための資金源は、国内外のスポンサーから調達していたという。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 非営利法人(NPO)オペレーション・スマイル研究支援センター(Center for Researching and Aiding Smile ...

新着ニュース一覧

 ハノイ市とホーチミン市における屋外労働者734人と全国の気象データ分析に基づく「猛暑にさらされる労...
 ハノイ市人民委員会は、首都の建設や発展に顕著な貢献をした国内外の組織、世帯、個人を表彰し奨励する...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は22日、2026年における信頼性の高い商業銀...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞...
 韓国の医療機器メーカーであるエムアイテック(M.I.Tech)はこのほど、ホーチミン市のドンナム工業団地に...
 航空業界において、客室乗務員の制服は単なる作業着ではなく、乗客にブランドの特色を示す重要な要素と...
 財政省傘下ベトナム国家イノベーションセンター(NIC、ハノイ市)で23日、ベトナムSSコープ・ソーシャル...
 南中部地方ダナン市にあるダナン国際空港は22日、航空の安全を確保するため、ドローンなどの無人航空機...
 スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した「IMD世界競争力ランキング(IMD World Competitiveness Ran...
 建設省はこのほど、2050年までを視野に入れた2030年までの南中部地方ダクラク省バンメトート空港開発計...
 7月20日より、国防省の管轄を除くドローンなどの無人航空機(UAV)やその他の飛行手段は、登録および飛行...
 日本国内で「オリエンタルホテル」など27ホテルを展開する株式会社ホテルマネージメントジャパン(HMJ)...
 ハノイ市ドンアイン村の国家展示センター(VEC)にある国際会議センター「ビンパレス・コーロア(VinPalac...
 外務省によると、レ・ミン・フン首相は22日、キューバのラミロ・バルデス・メネンデス副首相 兼 革命司...
 内務省傘下の海外労働管理局(DOLAB)の発表によると、2026年1~6月期にベトナムから海外に派遣された労...
トップページに戻る