ハノイ市のホアンキエム湖に生息する大亀(シャンハイハナスッポン)の研究で「亀博士」として広く知られたハー・ディン・ドゥック博士が、7日午前4時45分、入院先のハノイ市フウギ(友好)病院で死去した。86歳だった。
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ドゥック氏は脳卒中や肝臓がんなどのため約2か月前から入院し、闘病を続けていた。
ドゥック氏は1940年、北中部地方タインホア省スアンホン村(xa Xuan Hong、旧トスアン郡)で生まれた。1991年にホアンキエム湖の大亀を目撃したことを機に、その生態や歴史の調査に数十年にわたり取り組んだ。
湖の環境保全活動や「道路元標(キロメートルゼロ)」の設置提案など、ハノイ市の文化の発展にも寄与し、2012年には「首都の優秀市民10人」に選出された。
この大亀は、世界で2個体しか公式に生存が確認されておらず、極めて深刻な絶滅の危機に直面している。ベトナム国内では、2016年にホアンキエム湖の個体が、2023年にドンモー湖の個体が死亡した。
現在、公式に生存が確認されているのは、ハノイ市のスアンカイン湖の野生個体と、中国の動物園にいる個体のみで、種の回復への見通しは極めて厳しい状況となっている。








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