ベトナムの人口ボーナス期は2040年が最終期、UNFPA予測

2014/12/05 08:56 JST配信

 国連人口基金(UNFPA)と共産党中央宣教委員会はハノイ市で3日、ベトナムの人口問題と発展をテーマとした会議を開催した。

 現在ベトナムは、15~64歳の生産年齢人口がそれ以外の人口(従属人口)より多い「人口ボーナス期」にある。人口学の専門家によると、人口ボーナス期は各国にたった1度しか訪れないという。2012年のデータでは、生産年齢人口の占める割合が68.9%で、65歳以上の高齢者はわずか7%にすぎない。

 UNFPAは、ベトナムの人口は2040年に1億0400万人に達するとともに人口ボーナス期の最終期を迎え、その後急速な老齢化が始まると予測している。専門家らは、この人口ボーナス期のチャンスを最大限に生かすために、若者らに雇用機会を確保し、必要十分な技能や知識を身に付けさせるべきだと強調している。

 UNFPAベトナム事務所のアーサー・アーケン(Arthur Erken)所長は、「人口ボーナス期は20数年後には終わってしまうため、今から若い世代への投資に重点をおく必要がある。やがて訪れる人口老齢化時代に入った後の経済社会を支えてもらうために、彼らの健康を守り技能を育てなければならない」と語った。

[Vietnam plus,03/12/14 13:08,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 保健省人口・家族計画化総局は5日に開催された世界人口デー(7月11日)に関する記者会見で、7月1日時点の...
 ホーチミン市の2011~2015年の男女平等に関する国家目標プログラム予備報告によると、2015年末時点にお...
 統計総局(GSO)の中間国勢調査によると、4月1日時点におけるベトナムの全国人口は9049万人で、2009年と...
 ハノイ市中央産婦人科病院で2013年11月1日午前2時45分、グエン・ティ・トゥイ・ズンちゃん(女児)が生...
 人口・家族計画化プログラムに関連して統計総局が実施した最新の人口動態統計によると、2012年4月1日時...
 英国文化振興会がホーチミン市で15日に開催した高齢者(60歳以上)のための政策・法律に関するセミナーで...
 統計総局はこのたび、2037年までの高齢者人口に関する調査結果を発表した。調査結果からは、近年、急速...
 世界保健機構(WHO)発表の最新調査報告によると、ベトナムの人口は約8700万人で世界13位に就けており、...

新着ニュース一覧

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノ
 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマ...
 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VI...
 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企...
 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。...
 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都...
トップページに戻る