ベトナム民間航空局、ドイツ機墜落事故受け操縦士の安全管理を強化

2015/03/30 08:41 JST配信

 ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングス(Germanwings)機の墜落事故は副操縦士の異常行動が原因とみられることを受けて、ベトナム民間航空局(CAAV)のライ・スアン・タイン局長は、各航空会社に対し操縦士の管理を厳格に行なうよう求める方針を示した。

(C)Dan tri
(C)Dan tri

 タイン局長は「当面の対策としては、航空各社に操縦士に対する安全管理の強化を指示する。長期的な対策では、今回の事故を教訓にした具体的な安全対策を盛り込んだ法規文書の改正を行うことになる」と語った。また、操縦室に常に2人の乗務員がいるよう義務付ける方向で検討するとしている。

 国内航空最大手ベトナム航空(Vietnam Airlines=VNA)は、同社のフライト・オペレーション・マニュアル(FOM)で、操縦室に常時いる乗務員の人数を規定している。このFOMは2005年にCAAVによって承認され、現在も維持されている。

 それによると、飛行中のVNA機では操縦士が操縦室を離れる場合、いかなる理由に関わらず、客室乗務員を呼んで中に入れ、操縦士が戻るまで留まらせなければならない。

[Dan tri,27/03/2015 - 15:42,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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