日本生まれの「神童」ナム君、ハノイでチャリティコンサートを主催

2016/07/14 06:23 JST配信

 ベトナムで語学・弁論の「神童」として知られているドー・ニャット・ナム君(15歳)が主催するチャリティコンサート「喜びと共に歌う(Hat cung nhung niem vui)」が、7月17日(日)20時からハノイ市バーディン区のアウコー劇場(8 Huynh Thuc Khang St., Thanh Cong Ward, Ba Dinh Dist., Ha Noi)で開催される。

(C) vnexpress
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 同コンサートでは、人を愛する心を歌う曲で老若男女から人気を集めている歌手のトゥイ・チー(Thuy Chi)、合唱団「ソルアーツ(Sol Art)」、及び子供たち200人が舞台に立って合唱するほか、フラッシュモブやピアノ演奏など16演目を披露する。ナム君は司会を務め、会場を盛り上げる。

 入場券の販売による収入の全額が、急性白血病や悪性脳腫瘍など致死性の疾患を持つ子供と経済的に恵まれない孤児の計5人への寄付金となる。

 ナム君は、2014年から米国テキサス州の聖パウロ使徒学校(Saint Paul the Apostle School)に留学中。現在、夏季休暇中でベトナムに帰国している彼は、子供たちを支援する活動に積極的に参加している。

 ナム君の両親は大学教授。父親が大阪の大学へ赴任していた頃に生まれたナム君は、5歳までを日本で過ごした。両親はナム君に日本式の教育を受けさせるよう心掛けてきたという。米国に留学する前、一度も英語圏の国へ行ったことはなかったが、TOEICスコア940、TOEFL iBTスコア99という驚異的な成績を残している。

 7歳で英国A&Cブラック出版社の児童向け科学書2冊を翻訳し、2012年には11歳にして初の自叙伝「僕がどのように英語を習得したか(To da hoc tieng Anh nhu the nao)」を発表、最年少自叙伝作家としてベトナムギネスに認定されている。

[VNExpress, 11:27 (GMT+7) 7/7/2016, A]
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