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　ホーチミン市内最大の墓地であるビンタン区のビンフンホア墓地には、約5500基もの無縁墓が並んでいる。

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　同墓地は7万5000基の墓を有し、同市内で最大規模の墓地となっている。しかし、墓から有機物質が土壌に浸透することで、地下水を利用している地域住民への健康被害が懸念されることから、同市人民委員会は2010年、同墓地とそれに付随する火葬場を、同市クチ郡、ビンチャイン郡、東南部地方ドンナイ省に分散し、跡地に公園や公共施設、住宅区を建設する計画を発表した。

　墓地移転計画の第1期では、7840億VND(約39億円)を投じて2017年4月末までに1万6500基の墓の移転を完了する予定だ。11月末までに、1万1000基の墓については遺族が移転手続きを進めているが、残る約5500基の墓は引き取り手のない無縁墓となっている。

　同区人民委員会は、移転計画の進捗に影響が及ばないようにするため、遺族が確認されたものの移転登録が行われていない墓、及び引き取り手のない無縁墓について、2017年1月31日以降に移転を開始する予定だ。