11の中央省庁と北中部地方ハティン省人民委員会及び科学者らをメンバーとする合同評議会は10日、台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)が引き起こした環境事故のその後の是正措置を評価する会議を開催し、第1高炉の試験稼働を許可した。
(C)VnEconomy |
FHSは2016年4月に北中部地方沿岸一帯で魚の大量死事故を引き起こし、資源環境省から53項目の環境違反を指摘されていた。会議では、53項目のうち52項目について対策が取られたと評価した。残り1項目は2019年に完了する予定。
FHSの報告によると、排水処理施設など第1高炉での生産と環境保護に関する22の施設が既に完成し、うち19施設を試験運転している。2016年7月27日以降、排水を継続的に観測している環境技術研究所によると、処理後の水質は環境基準を満たしているという。また、排気ガスの観測結果も環境基準に達している。
合同評議会は、FHSの環境保護に関する施設は、第1高炉を試験稼働する条件を整えているとして、5月20~30日の期間に試験稼働することを許可した。