17日、静岡県の伊豆半島沖で米海軍のイージス艦「フィッツジェラルド(USS Fitzgerald、DDG-62)」(アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦)とフィリピン船籍のコンテナ船が衝突した事故で、米海軍は19日、行方不明になっていた乗組員7人全員が艦内で遺体で見つかったと発表した。
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7人の中には、ベトナム系米国人のゴック・タン・チュオン・フイン3等兵曹(25歳)が含まれていた。
タン3等兵曹は米国コネチカット州に居住し、ノーガタック・バレー・コミュニティ大学で学んだ後、2014年に米海軍に入隊した。今回はソナー員として「フィッツジェラルド」に乗り込んでいた。
妹のラン・ティ・フインさん(23歳)はタン3等兵曹について、「彼はとても物静かで優しく、人のことを考える人でした。私たち家族のこともたくさん助けてくれました」と話した。兄と最後に会ったのは2016年のことで、生まれたばかりの姪との初対面を心から喜んでいたという。
なお、コネチカット州のダネル・マロイ知事は、タン3等兵曹を称えるため全州で半旗を掲げるよう求めた。