西北部地方の山岳地域一帯で2日から3日にかけて豪雨が続き、鉄砲水や土砂崩れなどの被害が多数発生している。被害が最も大きいイエンバイ省、ソンラ省、ライチャウ省の3省では、鉄砲水に流されるなどして3日17時までに7人が死亡、27人が行方不明となっている。
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同3省の物的被害については、民家240軒が倒壊したほか、冠水や土砂崩れ、落石などにより、国道12号線、国道279B号線、国道279C号線、国道4H号線、国道32号線など複数の道路へのアクセスが遮断されている。
中央水文気象予報センターによると、豪雨により2日午前7時から3日午前7時にかけて同地域では50~70mmの雨量が観測された。中でもライチャウ省タートン郡では、175mmもの雨量が観測されたという。
これを受けて、チン・ディン・ズン副首相は、被害克服に向けて自ら現場を訪れて指導にあたるとともに、被害者らと面会し激励の言葉をかけた。