ハイフォン名物の闘水牛祭り開催、観客1万4000人

2017/09/29 15:03 JST配信

 紅河デルタ地方ハイフォン市のドーソン区スタジアムで28日、同市名物の闘水牛祭りの決勝戦が開催された。観客約1万4000人に見守られる中、闘牛18頭がトップの座を競い合った。

(C) zing
(C) zing
(C) zing
(C) zing

 7月に開催された予選試合では、飼い主が興奮した闘牛に襲われて死亡する事故が発生した。これを受けて文化スポーツ観光省はハイフォン市文化スポーツ局に対して闘水牛祭りの安全性を点検するよう指示し、規定通りに安全が確保できない場合は祭りの中止を検討するよう求めていた。

 同市当局はフェンスを補強したほか、闘牛の興奮薬検査を行い、闘牛場内のセキュリティも強化した。残りの予選試合も含めて全17試合が行われ、1位、2位、3位になった闘牛の飼い主に1億VND(約50万円)、6000万VND(約30万円)、4000万VND(約20万円)の賞金が贈られた。

 約1000年の歴史を持つ同区の闘水牛祭りは2013年から国の無形文化遺産に認定されている。旧暦8月9日に開催される同祭りは、全国の闘牛祭りの中で最も注目を集めており、ハイフォン市の観光の目玉になっている。

 2位と3位になった闘牛は闘牛場の外で解体され、それぞれ1kg当たり300万VND(約1万5000円)、200万VND(約1万円)の値段で販売された。1位になった闘牛も翌日に神様への供え物として屠殺され、儀式の後は1kg当たり600万VND(約3万円)で販売される。

[Tienphong等, 28/09/2017 06:34 GMT+7, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 北部紅河デルタ地方ハイフォン市のドーソン区スタジアムで8月27日から9月5日まで、同市伝統のドーソン...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波が国内で広がったことを受け、北部紅河デルタ地方ハイフォ...
 紅河デルタ地方ハイフォン市のドーソン区スタジアムで18日、同市伝統の闘水牛祭りが開催された。闘水牛...
 紅河デルタ地方ハイフォン市のドーソン区スタジアムで1日午前11時半頃、闘水牛祭りの予選試合に出場し...
 ベトナムでは各地で様々な祭りが行われているが、なかには豚や水牛を生贄として捧げる血生臭いものがあ...
 北部ハイフォン市ドーソン区で24日、恒例の闘水牛祭りが開催された。この祭りで興奮した水牛が観客席に...
 ハイフォン市ドーソンで毎年行なわれる「ドーソン闘水牛祭り」。国が指定する15の重要祭りの1つに数...

新着ニュース一覧

 在ホーチミン日本国総領事館で19日、日本政府による令和6年度(2024年度)前期対ベトナム草の根・人間の...
 ホーチミン市では2025年年初から、市内を走る全ての補助金付き路線バスの運賃支払いをキャッシュレス化...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン(Vinh Tuong)郡人民員会は21日夜、同郡ビンソン(Vinh Son)...
 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 一般財団法人学生サポートセンター(東京都新宿区)とハノイ大学(Hanoi University、ハノイ市)は12日、教...
 ハノイ市ロンビエン区のザーラム空港で12月19日(木)から22日(日)まで、防衛・セキュリティ関連の国際展...
 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
トップページに戻る