建設中滑走路への着陸トラブル、原因は操縦士のミス

2018/05/04 06:28 JST配信

 南中部沿岸地方カインホア省カムラン国際空港で4月29日午後にベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のホーチミン発カムラン行きVN7344便が建設工事中の滑走路に着陸したトラブルで、交通運輸省傘下航空局は2日、調査を経て「原因は操縦士のミス」と結論付けた。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 調査結果によると、操縦士らは同空港の事前確認を徹底せず、同機が空港に接近した際に着陸誘導システムもよく確認しなかったため、使用中の滑走路を誘導路と見誤り、建設中の滑走路を使用中の滑走路と誤認して同機を着陸させたことが分かった。

 建設中の滑走路には使用できないことを示す「×」の表示があったものの、誤解を招きやすい示し方になっていたという。

 同トラブルにより、機体はプロペラなどに損傷を受けたが、空港のインフラに影響はなく、乗客203人も全員無事だった。同機の機長は米国人が務めていたが、直接操縦していたのはベトナム人副操縦士だった。

 航空局は、このトラブルを事故(Aグループ)に次ぐ深刻なトラブル(Bグループ)だとし、同フライトの操縦士らおよび同空港の管制官らを職務停止処分とした。

[Vnexpress, 2/5/2018 20:32 GMT+7, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方カインホア省のカムラン国際空港で4月29日午後、ベトナム航空[HVN](
 南中部沿岸地方カインホア省カムラン国際空港で8日、国際線の新旅客ターミナル建設案件の着工式が行わ...
 南中部沿岸地方カインホア省カムラン国際空港で15日、第2滑走路建設案件の着工式が開催された。この滑...

新着ニュース一覧

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、6月のプライド月間(L...
 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
トップページに戻る