税関当局は24日、東南部地方バリア・ブンタウ省タンカン・カイメップ・ティバイ港でコンテナに入った大量のコカインを摘発した。
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このコンテナは、24日に同港に寄港したリベリア船籍のコンテナ船「マーク・シンセン(Mark Shenzhen)」号で輸送されたもの。現物検査時に、スクラップ鉄鋼355tのほか、総額約7000億~8000億VND(約34億~39億円)相当のコカイン119kgが入っているのが確認された。
同コンテナ船は2か月前にトリニダード・トバゴを出発し、パナマ、中国を巡航した後、ベトナムに到着した。次の目的地はシンガポールとなっている。
スクラップ鉄鋼は、地場系建設用鉄材製造大手のポミナ鉄鋼[POM](Pomina Steel)傘下の第2ポミナ鉄鋼が輸入したもの。
同社は原材料としてスクラップ鉄鋼を調達するため、シンガポールのスタンプコープ・インターナショナル社(Stamcorp International)との間で購買契約を締結したことを確認している。
しかし、問題のコンテナのシール番号はスタンプコープ・インターナショナル社から提供された船荷証券(B/L)と物品を受け取るための資料の番号と一致していないとして、同社はコカインを輸入したことを真っ向から否定している。警察は同事件について捜査を急いでいる。