国民的音楽家チン・コン・ソンの墓、サイゴンから故郷フエに移転へ

2019/04/05 03:01 JST配信

 ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン(Trinh Cong Son)氏の墓がホーチミン市から北中部地方トゥアティエン・フエ省に移される見通しだ。同省人民委員会は最近、建設局に対して、フエ市およびフオントゥイ町と協力し、同氏の墓を構えるに相応しい土地を探すよう指導している。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 チン・コン・ソン氏は、中部高原地方ダクラク省バンメトート市の生まれだが、幼年期と少年期を過ごしたのはフエ市。その後、サイゴン(現ホーチミン市)で音楽家として活躍した同氏は、反戦歌を多数作曲しており、海外では「ベトナムのボブ・ディラン」と呼ばれた。楽曲のうちいくつかは日本語でもカバーされており、最も広く知られているのは「Diem Xua」をカバーした「美しい昔」だろう。

 同氏は2001年4月1日にホーチミン市の病院で死去。同氏の墓は現在、ホーチミン市クアンビン寺にあるが、同氏の妹であるチン・ビン・チンさんは、以前から兄の墓を故郷であるフエ市に移したいと考えており、トゥアティエン・フエ省人民員会に嘆願書を送っていた。なお、同氏は1939年2月28日生まれで、今年は生誕80周年記念にあたるため、多くの記念イベントが行われている。

[Võ Thạnh Vnexpress 3/4/2019, 19:23 (GMT+7) U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市は2月28日、ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン(...
 南中部沿岸地方ビンディン省クイニョン市の海岸沿いにある公園で、ベトナムの国民的音楽家である故チン...
 映画製作会社ギャラクシー(Galaxy)は3月28日、ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン(Trinh ...
 歌手の加藤登紀子さんが、4月2日(火)と3日(水)にホーチミン市民劇場(Nha hat Thanh pho)で開催される音...
 ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン(Trinh Cong Son)氏の楽曲「Da trang ca(小ガニの歌)...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、9区と12区の正式名がまだ付けられていない31の通りの新しい名称を...
 ベトナムを代表するソングライターで2001年に惜しまれつつ亡くなったチン・コン・ソンの歌曲を、こよな...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る