故チン・コン・ソン所縁の地、クイニョンに等身大の像を建設へ

2019/10/16 05:18 JST配信

 南中部沿岸地方ビンディン省クイニョン市の海岸沿いにある公園で、ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン(Trinh Cong Son)氏(2001年4月1日没)の像の建設計画が進められている。

(C) Nguoi lao dong
(C) Nguoi lao dong

 同省人民委員会によると、ソン氏はかつて旧クイニョン師範学校(現クイニョン大学)で学び、クイニョン市に住みながら、◇Hoa buon(悲しい花)、◇Chieu chu nhat buon(悲しい日曜日の午後)、◇Vet lan tram(深い溝)、◇Nang thuy tinh(ガラスの太陽)、◇Cat bui(砂塵)などの名曲を作った。

 なかでも「Bien nho(懐かしの海)」はクイニョン市を離れた後も時折友人たちに会うために同地へ戻って来ていた、クイニョン市に対するソン氏の想いが込められた楽曲となっており、この曲は地元の人々の誇りとなっている。

 こうした中、ソン氏所縁の地として同市への観光をPRすべく同氏の像建設が発案された。像は壮年期のソン氏がギターを片手に腰掛け、その横にBien nhoの楽譜と歌詞が彫られたデザイン。像の高さは2.4m、台座は0.75mでいずれも同省の石材を使用する。設置場所は海岸沿いの公園のうち、かつてソン氏が在籍していたクイニョン大学近くの区画が検討されている。

 像は彫刻家により粘土で等身大の像が完成しており、同市人民委員会は文化スポーツ観光局に対し粘土像と設置場所について意見聴取を行っている。

 これに先立ち同省人民評議会は2018年末、同年に開通した市内の海沿いのアンズンブオン(An Duong Vuong)通りとグエンバンクー街区(phuong Nguyen Van Cu)のダンバンチャン(Dang Van Chan)通りを結ぶ全長200mの第1道路をチンコンソン通りと命名する案を可決した。

 ソン氏は1939年に北中部地方トゥアティエン・フエ省で生まれ、600を超える楽曲を作ったと言われている。このうち広く知られている楽曲は236曲で、これらは越僑の歌手カイン・リー(Khanh Ly)やホン・ニュン(Hong Nhung)を始め多くの歌手に長きにわたり歌い継がれている。

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