紅河デルタ地方ナムディン省スアンチュオン郡スアンゴック村にあるブイチュー聖公会堂の改修・解体工事に関して、20人余りの建築家らがこのほど、グエン・スアン・フック首相および文化スポーツ観光省、同省人民委員会に対して、国家遺産評議会の総合評価を待つため工事を中止するよう提議した。
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建築家らによると、2日間にわたり行われた調査の結果では、この教会の損傷はわずかで、屋根から雨漏りしたり、複数の屋根が剥がれたりしているものの、骨組みの構造は良好で、補強すれば長期の耐久性を確保することができることがわかった。また、長い間修復されていないため外壁に苔が生えているが、修繕は容易だという。
これに先立ち、同教会のブー・ディン・ヒエウ神父は5月13日から同教会の大規模改修を行うと発表した。しかし、建築家らは調査と工事図面から「これは改修ではなく、解体・建て替え工事だ」と訴え、工事中止を提議した。また、同教会を国家遺産に認定することをフック首相に提案した。
全長78m、幅22m、高さ15mのブイチュー聖公会堂は1885年に建立され、1世紀以上が経った現在も荘厳かつ重厚な佇まいを保っている。同教会では、重要なイベントなどもしばしば開催される。