ベトナム産の生鮮ドリアン、インド市場に参入

2026/08/03 04:27 JST配信

 インド政府は、ベトナム産の生鮮ドリアンについて、自国市場への輸入を許可した。在ベトナム・インド大使館によると、インド政府は7月9日付けの通知に基づき、2026年第5次改正植物検疫令を公布し、同月13日付けの官報掲載を経て即日発効した。

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 これにより、ベトナムは食用生鮮ドリアンの輸出許可国リストに追加された。インド側は植物検疫証明書への追加宣言を求めず、特別な輸入条件も設定していない。

 農業環境省傘下栽培・植物保護局によると、今回の市場開放は両国の植物検疫機関による技術的協議の成果だという。

 財政省傘下税関局の統計によると、2026年1~6月期のベトナム産ドリアンの輸出総額は前年同期比+31.6%増の10億8000万USD(約1740億円)超に達し、野菜・果物の輸出額全体の約30%を占めた。このうち生鮮ドリアンは同+32.2%増の9億4630万USD(約1520億円)と主力品目となっている。冷凍ドリアンは同+28.2%増の1億3800万USD(約220億円)だった。

 人口14億人を擁し、中間層が拡大するインド市場への進出は、ベトナム企業にとって中国などの従来の市場への依存を減らし、輸出先を多角化する機会となる。

 ただし、参入初期は、主要都市や高級小売チェーン、電子商取引(eコマース=EC)チャネルなどでの消費が中心になると見込まれる。長期的な成果を得るため、企業には現地ニーズや配送網の把握に加え、生産から保存・包装に至るサプライチェーンの高度化と品質管理の徹底が求められている。


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