ホイアンの日本橋、老朽化が進むも改修案まとまらず

2019/05/15 14:11 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市のホイアン旧市街に架かる来遠橋(Cau Lai Vien、別称:日本橋、橋寺)は、1990年に国家級歴史文化遺跡に認定された街のシンボルだが、老朽化がかなり進んでおり、一刻も早く改修が必要な状態となっている。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 来遠橋はこれまで7回にわたって全面改修が行われたが、近年は木製の柱が腐ったり、瓦が割れたりしており、老朽化が著しい。改修案について、同市人民委員会は海外の専門家の意見を仰いでいるが、それぞれの意見の食い違いにより、具体的な案がまとまっておらず、すぐには手が打てない状況にあるため、ホイアン文化遺産保存管理センターは現在、応急措置として木の棒で橋の構造を支えている。

 ホイアンは16世紀から19世紀まで港町として海外との貿易で栄え、多くの日本人が住んでいた。来遠橋は、16世紀末に日本人が架けたもので、当時の日本人街と中華街を結んでいたとされる。橋は幅3m、長さ18mの瓦屋根付きの太鼓橋で、日本人の商人たちがお金を出し合って建設した。

[Vnexpress 11:59 11/5/2019 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市人民委員会は12月28日、同市の旧市街に架かる来遠橋(Cau Lai Vie...
 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市は、同市の旧市街に架かる来遠橋(Cau Lai Vien、別称:日本橋、...
 南中部沿岸地方クアンナム省人民委員会はこのほど、古都ホイアンを訪れる観光客向けに電気バスを試験運...
 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市のホイアン文化遺産保存管理センターとベトファップ貿易促進社(V...
 南中部沿岸地方クアンナム省人民委員会は16日、ホイアン市旧市街に架かる来遠橋(日本橋、Chua Cau=橋...
 クアンナム省ホイアン町はこのほど、排水設備、道路整備、堤防整備などのため、家屋42棟の立ち退きを完...

新着ニュース一覧

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノ
 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマ...
 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VI...
 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企...
 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。...
 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都...
 ホーチミン市の路線バスで車掌として働くダン・カム・トゥーさん(女性・30歳)は、クリスマスの雰囲気を...
トップページに戻る