ホーチミン市で建設中の都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)で17日、2つの工区を隔てていた壁が解体され、2.6kmの地下区間が貫通した。
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メトロ1号線の建設は4つのパッケージに分かれており、4つの共同企業体が受注している。この度解体されたのは、2つの共同企業体が施工している第1パッケージのベンタイン駅~市民劇場駅区間(第1A)と市民劇場駅~バーソン駅区間(第1B)の間の壁で、今後は1号線全区間の電気系統や信号などの工事に移る。
メトロ1号線は現時点で施工計画の71%を達成しており、同市は2020年に85%を達成し、2021年の運行開始を目指す。ロンビン駅~ベンタイン駅まで14駅、全長19.7kmからなるメトロ1号線は2012年8月に着工。2018年6月には12kmの高架区間が接続した。
ベンタイン駅および同駅から市民劇場駅までを結ぶレロイ(Le Loi)通りおよび市民劇場前広場の道路舗装工事は、4月30日までに完了する見込み。また、6月には運行に使用する車両が同市に搬入されるという。