ホーチミン市人民委員会と文化スポーツ局は26日、1区の市民劇場前広場(旧ラムソン公園)の改修工事の竣工式を執り行った。当日は竣工式のほか、9月2日の建国記念日に合わせて開催する写真展示会「8月革命の精神と9月2日−建国記念日」の開幕式も行われた。
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市民劇場前広場は、歴史的価値の高いホテル・コンチネンタル・サイゴンやカラベル・サイゴンなど老舗ホテルが並ぶドンコイ通りに面している。広場はフランス植民地時代には1973年12月21日にハノイ市で戦死したフランス海軍士官のフランシス・ガルニエにちなんで「パレス・フランシス・ガルニエ」と呼ばれ、1910年にはフランス政府によりガルニエ像が建設された。その後、広場は1955年に「ラムソン広場」と改名された。
2018年に同市中心部の憩いの場として改修することが決定し、都市技術インフラ管理センターが投資主となった。施工は緑樹公園有限会社と都市照明社の2社が受注し2020年6月に着工した。
これに先立ち、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の市民劇場駅は2020年4月に完工し、市民劇場前広場が位置する同駅の地上部分の土地はメトロ管理委員会(MAUR)から同市交通運輸局に引き渡された。
写真展示会では、1930年のベトナム共産党設立から1945年の8月革命にかけて奮闘する軍や市民、祖国の独立をかけて戦った故ホー・チ・ミン主席や指導者、1975年のベトナム戦争終結、戦後から現在に至るまでの経済や工業の発展など、ベトナムの歴史を追った写真100点が展示されている。