- 27年のAPEC首脳会議に向けLRT路線整備
- 島の都市開発を主導する戦略的インフラ
- 第1期の投資総額は530億円、全6駅設置
ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で着工した。同事業は2027年にフーコック島で開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対応するためのもの。
![]() (C)Tin Tuc |
同路線は、観光不動産開発などを手掛けるサングループ(Sun Group)が投資主を務め、フーコック国際空港とAPEC会議センターを直接結ぶ。国際会議の誘致・運営能力の向上につながるだけでなく、島の都市開発を主導する戦略的交通インフラになると期待されている。
第1期はBOT(建設・運営・譲渡)方式で実施され、投資総額は9兆VND(約530億円)の見込み。完成時期は2027年4~6月を予定している。同路線は全長17.6kmで、省道DT.975号線(10車線)に沿って整備される。高架・地上・地下区間を組み合わせ、全6駅(地上5駅、APEC会議センター地下1駅)を設置する。
車両は3両編成で、設計時速は70~100km、1時間当たりの輸送能力は4500人となる。これにより、フーコック国際空港からAPEC会議センターおよび島の南部観光エリアまでの所要時間が大幅に短縮され、将来的には、ズオンドン地区とアントイ港方面への延伸も計画されている。
これとは別に同社は同日、東北部地方クアンニン省バンドン経済区での高級複合観光・カジノ建設プロジェクト:投資総額20億USD(約3100億円)や、ザービン国際空港(北部地方バクニン省)~ハノイ市間の幹線道路建設プロジェクト:投資総額32兆9700億VND(約1950億円)など、複数の大規模プロジェクトを着工した。





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