ハノイ市ハーバーチュン区の第108軍隊中央病院はこのほど、3年前に化学実験の爆発事故で両腕を失った18歳の男性に対する両腕の移植手術を成功させた。両腕の移植手術の成功例は世界的にも珍しいという。
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男性に新たな両腕を提供したのは、数歳年上の脳死ドナー。このドナーは両腕だけでなく、肺や肝臓、腎臓、心臓などのドナー登録もしていた。
医師らは8時間内に両腕の移植手術を完了させた。術後の経過もよく、男性は手術から3週間後に退院することが出来た。接合した両腕は血行も良くなり、徐々に動かせるようになっている。
男性は今後1年~1年半のリハビリに臨む。リハビリ後の両腕は、事故発生前と比べて80~90%の状態にまで戻る見通しだ。