韓国全羅南道(チョルラナムド)の木浦(モクポ)海洋警察署はこのほど、麻薬を所持・販売・使用した疑いでベトナム国籍の20~30代の男女計34人を摘発したことを明らかにした。
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同署は7日、A氏をはじめとした8人に対し麻薬類管理法違反で身柄の拘束を申請。他26人も同様の容疑で立件した。
34人は船員や、結婚などにより韓国に在住しているベトナム人で、誕生日を迎えたA氏を祝うために外国人専用の遊興施設に集まり、麻薬パーティーを開催していたという。警察はA氏から、MDMA(通称:エクスタシー)727錠、ヘロインと推定される物質118g、大麻664gを押収した。
警察が深夜、木浦市内の遊興施設に踏み込んだところ、ベトナム人男性24人、女性10人が大小の2部屋に分かれて身を隠していた。遊興施設の前には警察の取り締まりに備えて監視カメラが設置されていた。
当時、A氏は幻覚症状を引き起こして瞳孔が開き、状況把握ができない状態だったという。残り33人も大部分が麻薬を使用していた。後の検査でA氏をはじめとした14人から簡易検査による陽性反応が出たほか、残り30人は現在、毛髪を採取しての検査を進めている。