ホーチミン:相次ぐ疑陽性者の発見でシェラトンホテルを含む市内複数箇所が封鎖

2021/05/27 14:50 JST配信

 26日夜から27日早朝にかけて、ホーチミン市内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑陽性者3人が確認され、市内複数の箇所が封鎖された。疑陽性者の数はその後も増え続け、27日午前10時の時点で25人まで増加。この大半はゴーバップ区を拠点とする宗教団体での集団感染(クラスター)となっている。

(C) tuoitre
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 保健当局は26日夜、共同生活していた信者らによるクラスターが発生したゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地のキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」の施設を封鎖。最初に確認された疑陽性者もこの宗教団体のメンバーだった。

 最初に確認された疑陽性者3人のうち、38歳の女性の住まいがあるホックモン郡トイタムトン村(xa Thoi Tam Thon)の一部区画と女性の職場があるフーニュアン区10街区ダンバングー(Dang Van Ngu)通り30番地のビルが26日夜に封鎖。

 残る疑陽性者2人(夫婦)の自宅がある12区タインロック(Thanh Loc)街区タインロック通りの一部区画も同日深夜から封鎖されている。この3人が診察に訪れたザーディン人民病院も一時封鎖となり、消毒が行われた。

 この他、新たに疑陽性となった団体メンバーがコックとして働いている1区ドンズー(Dong Du)通り80番地のホテル「シェラトン・サイゴン・ホテル&タワーズ(Sheraton Saigon Hotel & Towers)」も封鎖。中心部にある5つ星ホテルの突然の封鎖で、辺りは騒然となった。

 また、宗教団体のクラスター関連では、12区のマンション「モスクワタワー」のブロックAとタンフー区のマンション「ソンキー2」も27日早朝から封鎖となっている。

 前述の新規の封鎖箇所の他、市内では現在、既に確認されている市中感染関連で、◇グエンディンチエウ(Nguyen Dinh Chieu)通りの一部区画、◇3区パスツール(Pasteur)通りのビル、◇10区ホアハオ(Hoa Hao)病院、トゥードゥック市のサンビュータウン(Sunview Town)のブロックAが封鎖されている。

 

[Vnexpress 05:00 27/5/2021, U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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