保健省は10日、アラブ首長国連邦(UAE)のテック企業であるグループ42(G42)が製造する新型コロナウイルスワクチン「ハヤット・バックス(Hayat-Vax)」の緊急使用を条件付きで許可した。
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地場医薬品企業ビメディメックス医薬品[VMD](Vimedimex)が同ワクチンの緊急使用許可を提案していた。
同ワクチンは、3月にUAE保健予防省から流通が承認された新型コロナウイルスワクチンで、研究と治験の結果、79.34%の予防効果が確認されている。
グループ42は3月、同社と中国のシノファーム(Sinopharm=中国医薬集団)の合弁会社が、年内にアブダビで「ハヤット・バックス」の大量生産を開始すると発表していた。年産能力は2億回分だという。
ベトナムではこれまでに、◇英国アストラゼネカ(AstraZeneca)製、◇ロシア製「スプートニクV(Sputnik V)」、◇中国シノファーム(Sinopharm)製、◇米国ファイザー(Pfizer)製、◇米国モデルナ(Moderna)製、◇米国ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson=J&J)製の6種類のワクチンの緊急使用が許可されており、「ハヤット・バックス」が7種類目となる。