気候変動による水没リスクが高いアジア10都市、ベトナムから2都市がリスト入り

2021/09/28 13:00 JST配信

 米国ニュース専門放送局CNBCはこのほど、2070年までの気候変動による水没・洪水リスクが最も大きいアジア10都市のリストを発表した。この中には、ベトナムの商都ホーチミン市と北部紅河デルタ地方ハイフォン市が含まれる。

(C) Cafebiz
(C) Cafebiz

 このリストは、人口100万人以上の世界各国の港湾都市136か所を対象として、気候変動や社会経済の変化などの影響による2070年までの水没・洪水リスクを評価したもの。リスクが最も大きいアジアの10都市は以下の通り。

1.天津(中国)

2.上海(中国)

3.広州(中国)

4.ハイフォン(ベトナム)

5.ホーチミン(ベトナム)

6.バンコク(タイ)

7.ヤンゴン(ミャンマー)

8.ダッカ(バングラデシュ)

9.コルカタ(インド)

10.ムンバイ(インド)

 ホーチミン市は、ベトナムで最も人口の多い都市で、経済の中心地。同市では2070年までに約922万人が気候変動による洪水リスクに直面し、被害額は6530億USD(約71兆円)と予想される。

 一方、トンキン湾を望むハイフォン市は、ベトナム北部で最も重要な港湾都市。同市では2070年までに約470万人が洪水リスクに直面し、被害額は3340億USD(約36兆4000億円)と予想される。

タイトルとURLをコピー
[Cafebiz 13:38 23/09/2021 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムメディア「Zing」はこのほど、ウェブサイト「World Atlas」の記事を引用して、気候変動などの...
 ホーチミン市では地盤沈下が進行しており、年に2~3cmも沈んでいる。これは、国際協力機構(JICA)による...
 米国の経済シンクタンクであるマッキンゼー・グローバル・インスティテュート(McKinsey Global Institu...

新着ニュース一覧

 統計総局(GSO)の発表によると、2024年1~3月期の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比+5.66%で...
 食品・飲料(F&B)業界に特化したソリューションを提供するiPoS社(iPoS.vn)はこのほど、地場調査会社VIRA...
 英ブランドコンサルティング会社のブランド・ファイナンス社(Brand Finance)は、世界の通信事業者のブ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 まだ夜も明けきらない早朝、ハノイ市ホアンキエム区のディンレー(Dinh Le)通りとディンティエンホアン(...
 住友林業株式会社(東京都千代田区)と株式会社熊谷組(東京都新宿区)、NTT都市開発株式会社(東京都千代田...
 農業農村開発省傘下の植物保護局によると、ベトナムと中国の間で議定書が調印され次第、ベトナムの生コ...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、2030年までのホーチミン市の院外救急センターシステム開発計画を承...
 ハノイ市ロンビエン区警察は、8年生(日本の中学2年生に相当)の男子生徒がバスケットボールのプレー中の...
 三井石油開発株式会社(MOECO、東京都千代田区)は、上流ガス田およびガス火力発電所までの輸送パイプラ...
 計画投資省は27日、「新時代の日越共同イニシアティブ」第1フェーズのキックオフ会合を開催した。グエ...
 2月下旬に起訴された、不動産開発と建設業を手掛けるフックソングループ(Phuc Son Group、北部紅河デル...
 台湾当局は、ベトナム人、インドネシア人、フィリピン人の東南アジア3か国の学生を対象に、半導体や科...
 日本で最初のベトナム語検定「実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)」の2024年度試験が、東京で6月16日(日...
 統計総局(GSO)はこのほど、人口と住宅について総合的に調査する中間国勢調査を4月1日に実施することを...
 日本の環境省はこのほど、令和5年度(2023年度)「二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助...
トップページに戻る