ホーチミン市人民委員会(市役所)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する公文書)を発出し、市内飲食店の営業時間を午後10時までとする規定を撤廃した。
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さらに、感染流行レベル1(低リスク:グリーンゾーン)および2(中リスク:イエローゾーン)の行政区で営業する飲食店に対する酒類の提供を引き続き許可した。試行期間は12月31日まで。
これに先立ち、市人民委は7区と市直轄トゥードゥック市の飲食店で、2週間の酒類提供を試験的に許可。その後、11月16日からは市全域の感染流行レベル1と2の行政区に範囲を拡大させ、11月末まで試行した。
今回の公文書によると、感染流行レベル3(高リスク:オレンジゾーン)の行政区の飲食店では、店内飲食の定員を通常時の50%以下とし、酒類の提供は不可。レベル4(超高リスク:レッドゾーン)の行政区の飲食店では、引き続き店内飲食を禁止し、テイクアウトでの販売のみ許可する。
市は各区・郡に対し、定期的に飲食店の抜き打ち検査を実施して、規定を順守しているかチェックし、違反を見つけた場合は厳しく処分するよう求めた。試行期間の後、12月31日までに成果をまとめて市商工局に報告。これに基づき市人民委が今後の方針を決定する。
なお、11月28日時点におけるホーチミン市の行政区別感染流行レベルは以下の通り。
◇レベル1:1区、6区、7区、8区、11区、タンビン区、ビンチャイン郡、クチ郡、カンゾー郡
◇レベル2:3区、4区、5区、10区、12区、ビンタイン区、ビンタン区、ゴーバップ区、フーニュアン区、タンフー区、ホックモン郡、ニャーベ―郡、トゥードゥック市