グエン・タイン・ロン保健相は26日に開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する会合で、国内移動の際の健康申告を終了する方針を明らかにした。
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保健省は近く、地方自治体宛てに公文書を送付し、措置の終了をガイダンスする。現在、ベトナムでは新型コロナ対策としての感染者や感染疑い者の追跡をすでに採用しておらず、全国的にニューノーマル(新常態)に移行した。
観光客などベトナムへの入国者に求められる健康申告も一時停止することになっている。保健省は27日午前、26日付けで各省・市の地方自治体宛てに公文書を送付し、27日午前0時から管轄地域内の国境検問所・空港・港湾における入国者に対する健康申告を一時停止するよう要請したと発表した。ただし、管轄当局は規定に従い、入国者の監視を継続する必要がある。
保健省はまた、グループAの感染症(特に危険な感染症)のリストから新型コロナウイルス感染症を除外し、風土病(エンデミック)として扱うことを検討している。最終的には政府が決定するという。
健康申告措置終了の背景には、ベトナム人のワクチン接種率が世界でも極めて高い水準に達しており、集団免疫を獲得したことがある。