南中部沿岸地方ビンディン省ホアイニョン町(thi xa Hoai Nhon)警察は、47年前に家族と生き別れたマイ・ティ・ベンさん(女性・62歳、同町在住)の家族を発見したと発表した。
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ベンさんはこれに先立ち、身分証明書の再交付を申請。警察が書類審査をする中で、公安省のデータベースにあるベンさんの顔が、2022年3月に身分証明書が交付されたドー・ティ・Cさん(同地方フーイエン省トゥイアン郡=huyen Tuy An在住)に酷似していることに気が付いた。
ホアイニョン町警察はトゥイアン郡警察と協力して2人に事情聴取を実施。その結果、2人が双子の姉妹ということが確認された。
ベンさんによると、貧しい家庭に生まれたため、5~6歳のころから、ビンディン省の知人宅に居候して家事手伝いをするようになった。7~8歳になると、その知人宅も経済的に余裕がなくなったため、幼いベンさんは国道1号線を歩いて自宅に戻ろうとしたが、その途中で迷子になってしまった。
路頭に迷っていたベンさんだったが、幸運にも地元住民に養子として引き取られ、学校にも通わせてもらい、18歳で結婚した。結婚後も両親と双子の姉妹のことを思い続けていたが、幼少時のことで記憶があいまいだったため、故郷の地名を思い出すことができずにいた。
国民データベースのおかげで、ベンさんは生き別れとなっていた家族を見つけることが出来た。ベンさんは現在、東南部地方バリア・ブンタウ省にある子供の自宅宅に滞在しながら、病気の治療を行っているが、姉妹は近く再会を果たす予定だ。