北部紅河デルタ地方フンイエン省イエンミー郡チュンホア村(xa Trung Hoa, huyen Yen My)で10月30日午前10時ごろ、女性3人が実家にガソリンを撒いて火をつけ、自身らと実母の4人が火傷を負う事件が発生した。原因は土地相続争いだという。
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同村に住むV・T・Dさん(女性・61歳)夫婦は、34歳から40歳までの娘3人と息子1人(36歳)の計4人の子供がいる。娘3人はいずれも結婚し、別居している。
Dさん夫婦は村の幹線道路に面する土地と家屋、さらに路地裏の土地と家屋の2つの物件を所有しているが、夫は遺言を残さずに亡くなってしまった。
土地の相続をめぐり、娘3人はこれまで複数回にわたり同村人民委員会に調停を要請していたが、解決されないままとなっている。Dさんは、幹線道路に面する家屋は自分と息子が使用・所有することとし、路地裏にある家屋を娘3人で分割する形で財産を分けたが、娘3人は幹線道路に面する土地の一部の所有権を求めている。
事件当日、娘3人はガソリンの入った容器を用意し、実家を訪れた。口論の最中に我を失った3人は、居間にガソリンを撒いて火をつけた。
これにより、Dさんと娘3人の4人が火傷を負い、ハノイ市の国立火傷病院に救急搬送され、治療を受けている。息子も現場に居合わせたが、怪我はなかった。同事件をめぐり、警察は捜査を進めている。