ホーチミン市は食品衛生安全と都市環境衛生を確保するため、住宅街にある従来型の家畜・家禽食肉処理場を3月31日に閉鎖し、近代的な食肉処理場に統合する。市内には現在、従来型が7か所、近代型が6か所ある。
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近代的な食肉処理場を運営する一部の企業によると、この措置はホーチミン市だけで実施するため、近隣省の従来型食肉処理場に家畜を持ち込んで処理し、肉のみ市内に運んで販売する業者が既に現れているという。
クチ郡に近代型食肉処理・食品加工工場を構えるアンハサービシズ(An Ha Services)は、1日当たり豚3000頭余りを処理できる。しかし、従来型食肉処理場の閉鎖の影響で受け入れる豚は1日当たり500~600頭に留まる見通しだ。業者が近代型食肉処理場を避ける主な理由は、処理手数料が高いことにある。従来型が1頭5万~6万VND(約280~335円)であるのに対し、近代型は10万~12万VND(約560~670円)かかる。
アンハ社のレ・バン・タイン工場長はホーチミン市人民委員会に対し、近隣省の従来型食肉処理場で処理した肉の市内への持ち込み禁止措置や、不法な食肉処理の摘発を強化するよう要望した。