ベトナム民間航空局(CAAV)によると、電子身分証明アプリ「VNeID」による国内線搭乗手続きが、2日から全国の空港で本格導入されている。
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「VNeID」は、ICチップ搭載の身分証明書と同等の効力を持つ電子身分証明アカウントで、コロナ禍を契機に普及した。
搭乗手続きでの「VNeID」の利用は任意。利用を希望する場合は、チェックインカウンターや保安検査場などで、ガイダンスに従い手続きを行うことになる。
CAAVのガイダンスによると、空港スタッフがスマートフォンで乗客の「VNeID」のQRコードをスキャンして搭乗に必要な確認作業を行う。また、乗客の行動や荷物などに不審な点があれば、搭乗券などを追加で確認する。
本格導入に先立ち、ホーチミン市タンソンニャット国際空港やハノイ市ノイバイ国際空港などでは、6月1日から「VNeID」による国内線搭乗手続きが試行されていた。
ただし、「VNeID」による国内線搭乗手続きの問題点として、◇空港スタッフの私物のスマートフォンを使用すること、◇山間部や離島では通信が不安定になり「VNeID」を利用できないケースがあることなどが挙げられている。