ホーチミン市人民委員会は、鉄道の線路沿いに花を植えるというベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)の構想「線路沿いフラワーロード」を支持し、市の観光商品とする方針を明らかにした。
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VNRは、南北統一鉄道の線路沿いや駅周辺に地元の花を植えることを提案している。ホーチミン市を通過する南北統一鉄道の全長は約14kmで、◇3区、◇フーニュアン区、◇ゴーバップ区、◇ビンタイン区、◇同市直轄トゥードゥック市を結ぶ。
VNRは既に鉄道の線路が通過する区・郡・市の地元当局と協力し、構想に着手している。フーニュアン区とビンタイン区の区間では、線路沿いの清掃やごみ収集、花植え・観葉賞植物の植樹を行った。残りの区間については今後順次実施する。
同市人民委員会は、フーニュアン区の線路沿いの区間を市内の各区間で最も美しいフラワーロードをとする方向でリソースを動員する方針。
同市農業農村開発局は、気候や土壌条件に適し、鉄道運行上の安全条件を満たした植物の品種の選定・供給を支援する。植物の調達資金は組織や個人から寄付を募り、植樹や手入れなどはボランティアも呼び掛ける。
なお、観光局は「線路沿いフラワーロード」をツアーに導入させるなどして観光促進を行う。