ホーチミン市建設局は、地元の人民委員会と警察と協力し、市内の簡易宿泊施設「スリープボックス」の調査を実施した。
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調査の結果、市内の住宅67軒でスリープボックスを貸し出していることがわかった。このうち、当局が58軒の立ち入り検査を実施した結果、合わせて2165室を設置していることが確認された。残る9軒は、家主が施錠していたため、立ち入り検査は実施できなかった。
スリープボックスの数が多い行政区として、◇ゴーバップ区:15軒の474室、◇10区:9軒の440室、◇フーニュアン区:9軒の335室などが挙げられる。中心部では、◇1区:8軒の257室、◇3区:3軒の86室となっている。
スリープボックス施設では、狭い空間に多数の人が集まり、防火条件が確保されていないのが現状だが、スリープボックスは木製や鉄製のフレームで作られているため、その設置は「建設」に該当しない。
建設局は村・街区レベルの人民委員会に対し、スリープボックス施設の監視を行い、「建設」の違反を発見すれば処分するよう求めた。