- 北部・北中部31省・市に寒波対策を指示
- 畜産業や漁業、農業の寒波対策も指導
- 一酸化炭素中毒防止など健康対策を周知
ファム・ミン・チン首相は、北部と北中部の31省・市の人民委員会、ならびに農業農村開発省、保健省、資源環境省、情報通信省、ベトナムの声放送局(VOV)などの関連省庁宛てに、長引く寒波への対策を促す公電を送信した。
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地方自治体は、住民、特に高齢者や子供、社会的弱者の健康と安全を確保するための対策を講じ、寒波の予報や対策に関する情報周知を行い、住民に対策を徹底させなければならない。
農業農村開発省は、気象の推移を注意深く監視し、畜産業、漁業、農業の寒波対策の実施を指導し、気象条件に適した冬春の作物栽培計画を策定することが求められる。
また、保健省は報道機関と協力し、密閉状態の室内での一酸化炭素中毒の危険を回避し、健康に害を及ぼすことのない効果的な寒波対策について情報周知を行い、地元レベルの医療施設で医薬品を補充させるなど、各機関にそれぞれの機能・任務に合った対策を講じることが求められる。
なお、国立水文気象予報センターによると、23日深夜から24日早朝にかけて、北部の25省・市で気温が10度以下にまで下がり、前日の最低気温を1~2度下回った。また、多くの山岳地帯では強い霜がおりた。
東北部地方ランソン省のマウソン山では同日午前、気温がマイナス2.9度を記録した。ハノイ市のホアイドゥック観測所とバービー観測所でも最低気温が8.5度となり、北部と北中部では寒波の影響で厳しい寒さが続いている。