- パキスタン国籍とイラン国籍の男2人逮捕
- タイ・バンコクで偽の警察カード購入
- 前日も同じ手口で約6万円奪い逃走
ハノイ市ホアンキエム区警察は18日、アブドゥル・アジズ(Abdul Aziz)容疑者(男・55歳、パキスタン国籍)とジャハンバフシュ・ギアシ(Jahanbakhsh Ghiasi)容疑者(男・50歳、イラン国籍)の2人を資産強奪容疑で逮捕したことを明らかにした。
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これに先立つ12日、同区ハンチョン街区警察のパトロール隊がバイクに乗った不審な2人組の外国人を発見し、秘密裏に尾行した。ハンティエック(Hang Thiec)通り43番地にある民家の前に着いたところで1人がバイクから降り、旧市街を散策していた外国人観光客(男性・46歳、バングラデシュ国籍)を呼び止めた。
男らが何らかのカードを提示し、バングラデシュ人観光客が指示に従いパスポートと財布を見せたところでパトロール隊が取り囲み、3人を警察署に連行した。捜査の結果、2人組の男は国際刑事警察機構(インターポール)の警察官になりすまして「警察カード」を見せ、バングラデシュ人観光客から金銭を騙し取ろうとしていたことが確認された。
男らの供述によると、「警察カード」はタイのバンコクで買ったものだという。今回の事件の前日にも、男らは同区で同じ手口を使って別の観光客(男性・26歳、インド国籍)から1000万VND(約6万円)を奪い取って逃走していた。
一連の事件をめぐり、ホアンキエム区警察はハノイ市警察と協力し、裏付け捜査を進めている。