- 財産や車両などの損害報告件数9000件以上
- 補償金・保険金の支払額約7兆VNDと推定
- 件数と支払額は増加の可能性
財政省傘下の保険監視管理局によると、各保険会社が受け取った台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)の影響による財産や車両などの損害報告件数は、12日午後5時時点で9000件以上に上る。
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死者14人などの人的損害を合わせると、補償金・保険金の支払額は約7兆VND(約409億円)に達すると推定されている。同局は、これは暫定値であり、件数と支払額は増加する可能性があるとしている。
同局の幹部職員は「台風と洪水による深刻な影響は保険会社にとって試練だが、同局は保険会社が被災者の生活安定や事業再開に最善の支援を行うよう指導や監視、条件整備に取り組む」と強調した。
これに先立ち同局は9日、ベトナム保険協会(IAV)と各保険会社に対し、◇関連機関・組織・関係者と連携して、保険加入者の人的・物的損害を算定すること、◇保険加入者に対し迅速かつ十分に補償金・保険金を支払うこと、◇被災者への人道支援を行うことなどを公文書で要請した。
各保険会社はこの要請を受けて、被害状況を正確に把握するため、損害発生現場に全社を挙げて人員を派遣し、補償金の支払いにあたっている。また、保険加入者に補償金の受け取り手続きを年中無休でアドバイスできるよう、ホットラインの人員を増やしている。