- 支援物資の衣類から金の結婚指輪
- ボランティア女性が持ち主に返却
- 女性の善意にSNS上で称賛の声
台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)の被災者向けに送られた衣類のポケットから金の指輪が入った小箱が見つかった。慈善団体による被災者支援のボランティアに参加した女性が発見して、持ち主に返却した。
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ダン・ティ・イエンさん(東北部地方フート省在住)は、鉄砲水に伴う地滑りが発生した西北部地方ラオカイ省バオイエン郡フックカイン村ヌー村落(lang Nu, xa Phuc Khanh, huyen Bao Yen)向けの支援物資を受け取って衣類を仕分けしている際に、黄色のコートのポケットに赤い小袋が入っているのを発見。中を確認すると、小箱に入った金の指輪とレシートが見つかった。
イエンさんは動画を回してソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿。支援物資の衣類から指輪が見つかったことを伝え、「集まった支援物資のほとんどは近隣の村などから送られたものなので、早く持ち主が見つかることを期待します」とコメントした。イエンさんは指輪を警察に届けて、その日のうちに持ち主に返却された。
地元警察によると、指輪は近隣の村人の結婚指輪だった。金品的な価値だけでなく、持ち主にとって特別な品だったため、受け取った持ち主は大変喜んだという。SNS上では、ボランティア女性の善意の行動に称賛の声が上がっている。