タインホア省:たくさん浴びるほど幸運?テト恒例の「トマト投げ」

2025/02/08 10:39 JST配信
  • 若い女性が「的」、全身にトマト浴びる
  • 旧暦1月6日だけ開かれる「チュオン市場」
  • 黎朝時代に遡る市場の歴史の伝説

 北中部地方タインホア省では、年に一度、幸運を願って人々がトマトを投げ合う市場が立つ。多くの若い女性が「的」となり、全身にトマトを浴びる。

イメージ写真
イメージ写真

 旧暦1月6日にあたる3日、タインホア省タインホア市(旧ドンソン郡)ドンホアン村(xa Dong Hoang)で年に一度だけ開かれる特別な市場「チュオン市場(cho Chuong)」に、寒さと小雨にもかかわらず早朝から多くの地元住民や観光客が集まった。

 地元の人々によると、この市場の歴史は黎(レ)朝(1428~1527年、1532~1789年)時代にまで遡る。

 伝説によれば、昔、とある将軍が旧暦1月6日に敵に追われ、ドンホアン村のホアン川のほとりまで逃げてきた。敵に見つからないようにするため、将軍は兵士と村人に市場を開かせた。

 敵軍はこれを単なる田舎の市場だと思い、警戒を怠った。その隙を突き、将軍の号令で村人たちが奇襲を仕掛け、敵を打ち破った。この功績を讃えて、毎年旧暦1月6日になると、人々はホアン川の中州で市場を開くようになったという。

 人々は縁起を担ぐために市場で買い物をし、バインドゥック(banh duc=ベトナム風雑煮)やバインクオン(banh cuon=蒸し春巻き)など、素朴な田舎の味を楽しむ。

 特に市場では、幸運を願ってトマトを投げ合うユニークな風習が見られる。地元の人々の間では、「トマトをたくさん浴びた人ほど新年に多くの幸運が訪れる」と信じられており、特に若者たちがトマト投げに積極的に参加し、若い女性が「的」となり、たくさんのトマトを浴びる。

 この市場の特徴は、野菜や果物、地元の特産品に加えて、大量のトマトが売られていることだ。市場を訪れた人は2万VND(約120円)で4袋の「弾」を手に入れ、トマト投げに参加することができる。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 みずほ銀行が出資する元国営4大銀行のベトコムバンク[VCB](Vietcombank)
 世界3大ミスコンの一つである「ミス・ワールド(Miss World)」の第73回(2026年)大会が、8月8日から9月5...
 チャン・タイン・マン国会議長はハノイ市で5日、ベトナムを公式訪問中のタイのソポン・ザラム下院議長...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)子会社
 ホーチミン市警察は5日、著作権・著作隣接権侵害の容疑で、歌手のグエン・ティ・ヒエン容疑者(女)と、...
 ホーチミン市上級人民裁判所は5日、同市人民委員会傘下の金・宝飾品大手であるサイゴンジュエリー(Saig...
 南中部地方ダナン市ホイアン街区(phuong Hoi An、旧クアンナム省ホイアン市)の世界文化遺産である旧市...
 ベトナムの情報通信(IT)最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グルー
 ソフトウェア開発を手掛ける株式会社ニーズウェル(東京都千代田区)は、ベトナムを代表する情報技術(IT)...
 金物販売や福祉、LED照明などの事業を手掛けるニイヌマ株式会社(宮城県石巻市)は、100%子会社であるベ...
 ベトナムで国内初の炭素取引所が6月末に試行稼働したものの、初日の取引以降、1か月余りにわたり新たな...
 電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology...
 政府は8月1日、産業クラスターの管理・開発に関する政令第32号/2024/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
 内務省は、2026年のベトナム文化の日および2027年のテト(旧正月)と建国記念日に伴う休暇について、日程...
トップページに戻る