- ホワイトタイガー「ゴコン(悟空)」が死亡
- 2015年7月8日にサイゴン動植物園で誕生
- 3兄弟のうちの1頭、兄は早くに死亡
ホーチミン市のサイゴン動植物園で10年間にわたり飼育されていたホワイトタイガー「ゴコン(Ngo Khong=『(孫)悟空』の意)」が病気で死亡した。
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ゴコンは、2015年7月8日にサイゴン動植物園で誕生した。「ボースア(Bo Sua=『乳牛』の意)」と、もう1頭の兄のトラと3兄弟だったが、兄は生後6か月を迎える前に、消化器系の先天性異常により死亡した。
母親のトラには同時に2頭を育てるだけの母乳がなかったため、ボースアは人工ミルクで育てられ、ゴコンは母親と一緒に過ごした。その後、母親が死んでからは、ゴコンは1頭で暮らしていた。
ゴコンに病気の兆候が現れたのは2週間ほど前で、餌を食べなくなり、消化も次第に困難になっていったという。
サイゴン動植物園の獣医チームは、外部の専門家とも連携して診察し、最近では回復の兆しが見え、檻の中を元気に歩き、1日分の餌を完食するまでになった。しかし、7月7日に急変し、ちょうど10歳を迎えたところで死亡した。