通話アプリ「Zalo」、利用規約改定で批判相次ぐ 当局が調査へ

2025/12/31 06:56 JST配信
  • ザロが利用規約を改定、利用者から批判
  • 新規約に同意しなければ利用継続できず
  • 反発で他のアプリのダウンロード数急増

 商工省傘下の国家競争委員会は29日、通話やメッセージング、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のマルチプラットフォーム「ザロ(Zalo)」を運営する地場総合インターネットメディア運営大手VNGコーポレーション[VNZ](VNG Corporation)に対し、ザロにおける利用者データの収集・利用およびサービスの提供について説明を求める内容の通知を送付した。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 12月31日午前に会合が実施される予定で、会合は消費者保護に関する国家管理のための事実確認を目的とする。

 ザロは最近、利用規約を改定し、利用者から批判を受けている。新たな規約は、データ共有を事実上強制し、プライバシーを侵害しているとの指摘も出ている。

 ザロは国内最大級の通話・メッセージングプラットフォームで、2025年9月時点の同社の発表によると、月間アクティブユーザー数は7900万人、1日当たりの送信メッセージ件数は20億件に上る。

 新たな規約により、利用者からは、個人情報の収集に対する明確な安全確保の説明がないとの懸念が示されている。特に問題視されているのは、新たな規約に同意しない場合、サービスの利用を継続できず、45日後にアカウントが自動削除されるとする点だ。サービスが利用できなくなることを避けるため、新たな規約に不服であっても「同意」を選ばざるを得なかったとの声も多い。

 こうした中、国家競争委員会はVNZに対し、企業の法的地位、ザロの所有・管理・運営における役割、利用者の対象範囲、現在適用中の利用規約および直近12か月間に適用されたすべての規約などの情報の提供を求めた。あわせて、VNZはそれぞれの規約について、公開日、発効日、利用者への周知方法を明確に報告しなければならない。

 また、利用規約の改定手続きについて、通知方法や新たな規約への同意の求め方、同意しない場合の影響についての説明も要求し、利用者の個人情報の収集・処理・保存・共有・保護に関する報告などを求めた。

 なお、ここ数日間、ザロと同様の通話・メッセージングアプリとして、米メタ(Meta)の「ワッツアップ(WhatsApp)」と楽天グループ株式会社(東京都世田谷区)系の「バイバー(Viber)」がベトナムで最も多くダウンロードされた無料アプリの上位に急浮上している。

 この動きは、ザロが利用規約を改定したことを受け、利用者の間で反発が広がったことが背景にある。アプリストアではザロに対する低評価が相次いでいる。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 商工省傘下の国家競争委員会は、消費者権利保護規定に違反したとして、通話やメッセージング、ソーシャ...
 通話やメッセージング、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のマルチプラットフォーム「ザロ(...
 インターネット動向分析プラットフォーム「Cloudflare Radar」はこのほど、2025年の世界で最も普及して...
 モバイルマーケティング協会(MMA)とデシジョンラボ(Decision Lab)が先般発表した2024年7~9月の消費者...

新着ニュース一覧

 チャン・タイン・マン国会議長は1日午後に開かれた国会常務委員会の会議で、2026年1~3月期の国内総生...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した統計によると、2025年末時点の日本における在留外国人数は過去...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年における外国人入国者数及び日本人出国者数等に関する統...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 北部紅河デルタ地方フンイエン省在住のダン・ティ・ソーさん(女性・75歳)は、夫が戦死する前に書いた手...
 グエン・チー・ズン副首相は3月31日、民間セクターの最高経営責任者(CEO)・管理職を育成するプログラム...
 ホーチミン市共産党委員会のチャン・ルウ・クアン書記は1日午後に開催された2025〜2030年任期の...
 東北部地方クアンニン省と北部紅河デルタ地方ハイフォン市は1日、ハロン湾とランハ湾を結ぶ海上観光ル...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 日本の一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA、東京都中央区)は1日、ベトナムを拠点とした深刻...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年12月末現在の特定技能在留外国人数に関する統計(速報値)...
 ハノイ市疾病管制センター(CDC)は、3月末の1週間で市内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者...
 ファム・ミン・チン首相は3月30日、安全で安定した電力供給の確保に向けて、節電の強化および自家消費...
 米国の独立系発電事業者(IPP)大手AESは、東北部地方クアンニン省の第2モンズオン火力発電所の出資持ち...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 総合食品卸売業の加藤産業株式会社(兵庫県西宮市)は、ベトナムの連結子会社間での吸収合併を行う。 ...
トップページに戻る