スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した「IMD世界競争力ランキング(IMD World Competitiveness Ranking)」2026年版で、ベトナムが初めて評価対象となり、世界の70経済圏の中で27位にランクインした。
![]() (C) IMD |
同ランキングは、経済状況、政府の効率性、ビジネスの効率性、インフラの4つの主要分野における、172の統計指標と92の経営者意識調査指標の計264指標に基づいて評価される。
ベトナムの分野別の順位は、ビジネスの効率性が19位(70.6点)、経済状況が19位(63.4点)、政府の効率性が26位(60.9点)、インフラが46位(45.2点)となった。主要指標の順位をみると、国際貿易が6位、雇用が11位、国内経済が16位と高い評価を受けた一方、物価は34位、国際投資は53位にとどまった。
IMDはベトナムの課題として、輸出への高い依存度による外的ショックへの脆さを指摘した。また、生産性や技術の応用力、イノベーション能力が潜在力に達していないことや、エネルギーインフラへの圧力、気候環境リスクなどを挙げ、経済の移行をよりよく支援するための人材育成の必要性を強調した。
なお、ベトナムのすぐ上の26位には前年から4ランク上昇したタイがつけている。タイのメディアは、ベトナムが初登場で27位に入ったことが、タイの改革を加速させる圧力になると報じた。
アジアでは中国が12位、マレーシアが15位、韓国が21位につけた。日本は前年から5ランク上昇して30位となり、ベトナムを下回った。
2026年の世界競争力ランキングのトップ10は以下の通り(カッコ内は前年からの順位変動)。
1位:シンガポール(+1ランク)
2位:香港(+1ランク)
3位:スイス(▲2ランク)
4位:台湾(+2ランク)
5位:アラブ首長国連邦(UAE)(変動なし)
6位:デンマーク(▲2ランク)
7位:アイルランド(変動なし)
8位:オランダ(+2ランク)
9位:スウェーデン(▲1ランク)
10位:米国(+3ランク)




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