在豪越僑女性、職を辞してボランティア

2008/01/06 08:37 JST配信

 大学を卒業し安定した仕事に就いていたにもかかわらず、それを捨ててベトナムでボランティアをしているオーストラリア在住の越僑女性がいる。彼女の名はチャン・ティ・イエン、ストリートチルドレンの生活向上支援に携わる。

 この6カ月間、彼女はホーチミン市にある生活困難な子どもたちのための「働きながら勉強」学校へ熱心に通っている。彼女の仕事は、教案やプロジェクト案の作成、奨学金のスポンサー探しなどで、これらの情報をウエブサイトにアップロードして世界中の人に子どもたちへの支援を呼び掛けている。多くの外国人観光客がこのサイトを見て支援を申し出たり、子どもたちにボランティアで英語を教えたりしている。

 彼女の1日はメールをチェックし、支援を申し出る人に対応することから始まる。複雑な仕事ではないが、時間はかなりとられるという。彼女は自分の仕事についてこう語る。「することはたくさんあるけれどとても楽しいわ。先生やボランティアの人たち、それに子どもたちと接することができて幸せよ」

 彼女はベトナムの子どもたちを支援している団体「オーストラリア青年大使」の活動に、大勢のボランティアの一員として参加している。青年大使に参加するきっかけは、2年ほど前のベトナム旅行だった。その時、今働いている学校のことを知り、ここで働く先生たちのことが非常に印象に残ったという。またハノイで出会ったあるオーストラリア人青年は、地元での職を捨ててベトナムに渡り、ストリートチルドレンの支援活動をしていた。彼らの意義ある活動に接して、彼女はこう自問した。「子どもたちの何が彼らを動かしたのだろう」

 帰国後、彼女は引き続き大学に通って美術デザイン科を卒業し、安定した職を得た。しかし子どもたちの姿は心から消えることがなく、何かしなくてはならないという気がしていた。考えた末に彼女は仕事を辞め、ベトナムに戻って子どもたちを支援する道を選んだ。彼女がボランティアに登録したことを知った両親は、ぜひ行って広い世界を見てきなさいと言ったという。

 彼女の家から学校までは歩いて10分程度、彼女はいい運動だと思っている。仕事が終わると30分ほど両親とチャットをし、その後は本を読んだり友人とカフェへ出かけたりして生活を楽しんでいる。「ホーチミン市に来たばかりのころは交通手段といえばタクシーか歩きだったけれど、今ではバイクを運転しているのよ」

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