全日本空輸(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は7月15日から9月7日までの期間、フィリピンの格安航空会社(LCC)であるセブパシフィック航空(Cebu Pacific Air)から機材と乗務員をセットで借り受けるウェットリースを実施し、借り受けた機材を一部の国内線に投入している。
![]() (C) Cebu Pacific Air |
夏の旅行シーズンにおける往来需要の急増に対応するため、機材の調達や人材育成にかかる時間を短縮する狙いがある。
対象路線と搭乗手続きに関する注意点
同機はホーチミン市タンソンニャット国際空港を拠点とし、同空港と南中部地方カインホア省のカムラン国際空港、南部メコンデルタ地方アンザン省のフーコック国際空港、北中部地方ゲアン省のビン国際空港、南中部地方ダナン市のダナン国際空港をそれぞれ結ぶ往復便に投入されている。
対象便の利用客は、機体がセブパシフィック航空の塗装であっても、通常通り、HVNのカウンターで搭乗手続きを行う。オンラインチェックインが利用できない場合は、空港カウンターで手続きを行う。また、機内持ち込み手荷物は最大7kgに制限される。座席配置や機内サービスも通常とは異なる可能性があるため、事前に航空券の記載内容を確認する必要がある。
機材不足に伴う国内航空各社のリース活用
航空機が不足する中、他社でも海外からの機材リースが活発化している。地場不動産デベロッパーFLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)はインドネシアの航空会社から機材を調達したほか、ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)やベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)も過去にウェットリースの実績がある。
また、HVNは事業再編のため、運航を一時停止していた傘下のLCCであるパシフィック航空(Pacific Airlines)に対し、自社の機材をドライリースで貸し出し、運航再開を支援している。







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