シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)が提供する配車アプリの契約運転手らが、9月12日と13日の2日間、アプリをオフにして配車を受けないようドライバー仲間に呼びかけている。運賃や各種料金、実際の受取額に対する不満が背景にあるとされる。
![]() (C) Tran Anh Khoa (zorrotran) / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0 |
グラブが展開するバイクタクシーサービス「グラブバイク(GrabBike)」の運転手らの訴えによると、走行距離18.5kmの運行で運転手の収入が4万6900VND(約278円)にとどまる例や、乗客の支払額に対する運転手の受取額が約52.7%にとどまる例も報告されている。
また、運行ごとや時間帯、地域、需給などに応じて変動する「アプリ利用料」など複数の料金項目があるため、各運行での受取額を事前に正確に把握しにくいとする声もある。ガソリン代や車両維持費、減価償却費などの経費はすべて運転手の自己負担となるため、これらの経費を差し引くと手取り額はさらに減ると訴えている。
今回のアプリ停止の呼びかけは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上のドライバーコミュニティを中心に広がっており、車両供給量を一時的に減少させることでグラブ側に運賃・手数料体系の見直しを迫る狙いがある。
グラブ側は運転手らの呼びかけについて把握しているものの、現時点で関連政策を調整するかどうかは発表していない。市場での配車アプリ間競争が激化する中、プラットフォーム事業者とパートナー運転手の収益配分のあり方が改めて焦点となっている。







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