外資系企業を退職し、安全野菜の生産販売で起業した女性

2014/10/12 07:29 JST配信

 外資系企業で10年間働き、品質管理部長という人もうらやむ役職に就いていながら、それを投げ打ってクリーン農業分野に転進した女性がいる。マイ・ティ・トゥイ・ハンさんだ。会社に勤めていた時、メコンデルタ地方にボランティアに行って、化学薬品まみれになっている農家の生活環境を目の当たりにしたのが、農業での起業を考えるきっかけだった。

(C)VnExpress、マイ・ティ・トゥイ・ハンさん
(C)VnExpress、マイ・ティ・トゥイ・ハンさん

 恵まれた立場を捨てることにためらいもあったが、自分の夢を追おうと思い切った。起業資金は2億VND(約102万円)。ハンさんは自ら田畑に出て農業を学んだ。友人らは肉やミルクを輸入して売るようアドバイスしたが、彼女は国内農業を生かす道を選んだ。

 ハンさんはメコンデルタ地方ロンアン省モックホア郡に家を借り、地元農家にアヒルの水田放飼農法で米作りをしてもらう契約を結んだ。アヒルを田植え後の水田に放し、雑草や害虫を食べさせる有機農法の一つだ。しかしうまくいかなかった。知識も経験も人手も不足していた。

 2年半試行錯誤を繰り返したが失敗が続いた。半年休んで、今度はメコンデルタ地方ティエンザン省でアヒル農法に取り組みながら、家禽の卸売を始めてみたがこれもうまくいかない。「環境と社会に優しい農産品」の市場がまだ大きくないことに気が付いて、インターネット上で消費者に直売することを思い立つ。

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