高校教師の義足ランナー、ホーチミン市マラソンで5km完走

2020/01/12 05:35 JST配信

 1月5日、ホーチミン市で「ホーチミン市マラソン2020」が開催され、国内外から約9000人のランナーが参加した。ランナーの中には、義足を装着した若いベトナム人女性がいた。

(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien

 「かつては500mも歩ければ良いほうでした。でも今はその10倍もの距離を歩き切ることができ、とても幸せです」。ホーチミン市マラソン2020を終えて、義足の女性は明るく笑った。

 グエン・ティ・ミン・タムさん(女性)は、南部メコンデルタ地方ドンタップ省カオライン市のティエンホズオン高校で数学を教える教師だ。タムさんは今年、義足を作ってくれた会社の招きでホーチミン市マラソン2020に初めて参加し、5kmコースに挑んだ。

 片脚に義足を付けたタムさんが自信いっぱいに歩を進める姿を目にした多くのランナーや沿道の人々が、タムさんの気概とエネルギーを称賛した。そして、何百人もの歓声の中でゴールにたどり着いたタムさんは、満面の笑顔を見せた。

 「自分自身に勝ち、5kmを完走できました。最高です」。タムさんは叫ぶように言った。歩くにしても走るにしても、5kmの距離であれば普通の人にとってはそれほど難しいことでもない。でも、タムさんは5kmを歩くために、たくさんのトレーニングを積まなければならなかった。

 タムさんは毎日6時に起きてジムに行き、身体を鍛えた。「最初は義足が外れてしまうのが怖くてランニングマシンにも乗れませんでした。その後、ゆっくりから始めて徐々にスピードを上げられるようになりました。ここ3か月間はほぼ毎日2~3km歩いていました」とタムさん。

前へ   1   2   3   次へ
[Thanh Nien 12:12 06/01/2019, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムの大手ウェブメディアであるVNエクスプレス(VnExpress)はこのほど、新型コロナウイルス感染症(...
 ベトナムの大手ウェブメディアであるVNエクスプレス(VnExpress)の主催する第3回バーチャルレース(V-Rac...

新着ニュース一覧

 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
トップページに戻る